メルマガNO11~NO20まで

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メルマガ 11通目

今回はビタミンDに関してお話をしていきます。
このビタミンDはビタミンというよりも
一種のホルモン剤と言ってもよいもので、
特に花粉症に効果が高いとされています。

ビタミンDを摂取しただけで、
口臭が軽減するというケースもあるため、
脂溶性ビタミンの一種ではありますが、
早めに試しておくと良いかな
という思いもあるので、今回紹介致します。

■ビタミンDの特徴
ビタミンDは脂溶性ビタミンで
カルシウムや骨の代謝に欠かせない
ビタミンとして知られてきました。

しかし、最近では免疫力の向上や
アレルギー症状の改善等の作用が明らかになってきており、
ビタミン類の中で最も注目されている栄養素でもあります。

口臭改善に効果的な理由も、
このアレルギー症状の改善や免疫力の向上
という作用が大きく関わっていると予想されます。

・日光浴によるビタミンDの生成

ビタミンDは紫外線を浴びることで
体内で合成されますが、
近年は紫外線の有害性が叫ばれているため、
十分な紫外線を浴びることが出来ていません。

基本的には日光浴によって
ビタミンDを補うことが良いと思います。

日光浴はビタミンD生成以外にも
セトロニン生成等、様々な効果を期待出来ます。

毎日30分程度は太陽光を浴びるようにすることをお勧めします。

しかし、これだけでは十分な量の
ビタミンDが生成されているとは限りません。

特に夏以外の季節では肌の露出も少なくなり、
また太陽の紫外線も少なくなりますので
ビタミンDがあまり生成されません。

そこでやはりサプリメントで
補助的に摂取する必要があります。

・サプリメントによるビタミンD

まず、ビタミンDのサプリメントによる
摂取上限は4000IUと定められています。

これはビタミンDにより
カルシウム血中濃度の上昇による
臓器の損傷が懸念されるから、
とされています。

ブレレボでは上限値を10000IU(短期的に20000IUまで)
と設定していますが、
安全性を最大限に考慮するならば
4000IU以内での摂取をお勧めします。

基本的には10000IU以内ならば副作用や中毒症状は
ほとんど発現されないとされていますから、
4000IUでは効果がないが10000IUならば効果がある
という場合にはビタミンK2も一緒に摂取するようにして下さい。

ビタミンk2が血中カルシウム濃度の上昇を防止し
ビタミンDの過剰摂取の副作用を防ぐため、です。

この作用に関してはまだ確固たるエビデンスはありませんが、
ビタミンK自体には特に副作用がないので
ビタミンDを多めに摂取する場合には
ビタミンKも一緒に摂取しておいたほうが良いでしょう。

・ビタミンDの摂取量

ビタミンDはある一定の量を超えると
花粉症やある種のアレルギー症状を抑制するので、
その一定量を超えるまで摂取することがポイントになります。

2000IUずつ10分置きぐらいに
ビタミンDを摂取してみて、
どこで花粉症やアレルギーの症状が
なくなるかをチェックしましょう。

・チェック用のビタミンD
https://iherb.co/eGwheXn3

こちらは2000IUずつのカプセルなので、
ちょうど良いです。

尚10000IUのカプセルも量も
同じで値段はほぼ全く一緒なので損した気分になります。笑

なので、とりあえず90錠の
安い方を購入すると良いと思います。

2000IUずつ摂取していき
最大でも2万IU程度までに留めておきましょう。

尚、この2万IUは毎日飲む常飲の上限ではなくて、
アレルギー症状を抑制するチェックのための上限です。
(さすがに一度や二度、2万IUを飲んだ程度では
ビタミンDの毒性や副作用の問題は出ないので大丈夫です。)

これでアレルギー症状が改善する、
もしくはアレルギー症状の自覚症状がなくても
口臭が軽減した、という場合には
ビタミンDが有益ということが分かります。

2万IU摂取すれば大抵は即効性があるかないかの判断は出来るので、
あくまでもそのチェック用に一時的に
摂取上限を上げるということです。

これでビタミンDが口臭改善に即効性があった場合には
ビタミンDを1万IU上限(ビタミンK併用)、
特に即効性はなかった場合には4000IUを上限とすると良いでしょう。

脂溶性ビタミンは体に蓄積していくので、
体質の改善が進んでいきビタミンD自体の摂取を少なくしても
口臭が発生しなくなれば、少しずつ減らしていきましょう。

1万IUを摂取している場合でも4000IU上限くらいに
減らせるのが理想です。
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メルマガ 12通目

今日はナイアシンについての解説です。
サプリメントの話が続いてしまっているのですが、
ビタミンDを双璧を成す口臭に即効性が見込めるサプリメントが
ナイアシンです。

なので、今回はナイアシンについて
詳しく解説していこうと思います。

ちなみにビタミンDもナイアシンも特に効果なかったです、
という人も当然いますので、
まあ効果があったらラッキーくらいの
期待値で試すと良いと思います。
(いや、実際に効果あった人も多いので
ぜひ一度は試してもらいたいのですが。)

ナイアシンにはナイアシンフラッシュ
という特殊な作用があり、
これがかなりの即効性を期待出来る理由になっています。

■炎症物質を解消する効果?
このナイアシンフラッシュは
顔や体がピリピリと赤くなるのが大きな特徴です。

実際に口臭に効果があるかは別として、
このホットフラッシュが起こる人はかなり多いと思います。

ほぼ全員の人に発生するのでは?と思います。

このフラッシュはナイアシンによって
皮膚の血管拡張が起こるためとされています。

血管が拡張するということは
当然、血液の流れも良くなります。

また、アレルギーの元となる
ヒスタミンも放出されるため、
炎症体質の改善や膿汁の粘土を
下げる等の効果が見込めます。

炎症体質自体が改善されれば、
細菌自体が繁殖しにくくなりますし、
膿汁の粘土が下がれば、
喉や扁桃等に張り付いていた膿汁が流れるようになるため、
口臭軽減につながる、ということになります。

・過剰フラッシュに注意

マニュアルにもあるように
ナイアシン摂取で注意しないといけないのが
過剰な摂取によるフラッシュです。

肌の赤みが収まらない、
体が燃えるように熱い等、
過剰摂取による作用にびっくりするケースもあります。

必ず、ナイアシンは
少量から摂取するようにして下さい。

尚、ビタミンBコンプレックスにも
ナイアシンは含まれています。

これらはナイアシンアミドという
別の種類のビタミンB3(ナイアシン)なので、
フラッシュはしにくい性質があります。

フラッシュが起こりやすいのは
ナイアシンですので、
フラッシュ目的の場合には
必ずナイアシンを摂取するようにしましょう。

・基本は50mgか100mgから始める

基本的には50mgか100mg
くらいから始めるのが良いです。

相当安全にいきたいなら50mgからで、
通常は100mgからで問題ないでしょう。

100mgのナイアシン
https://iherb.co/HEVfGFSY

50mgのナイアシン
https://iherb.co/hnAaDdD1

慣れてきたら500mgのナイアシンもOKです。
ただし、100mgからいきなり500mgにするのは
リスクが高いですから、
200mg、300mgと段階を踏んで下さいね。

ナイアシンの人気が高いのか
500mgのナイアシンは売り切れで入荷待ちの場合も多いですので
在庫がある時にまとめて買ってしまっておくのも良いと思います。

・食後に摂取する

本来はナイアシンは空腹時にぬるま湯で
摂取するのが最も効果が高いです。

食後に摂取するとナイアシンフラッシュは
起こりにくくなりますが、
様子見のためにあえて食後に摂取することは一つの手です。

これで何の変化も無ければ、
今度は空腹時に摂取してみれば良いでしょう。

いずれの場合もフラッシュして
肌が赤くなることに備えて、
外出時や外出する予定のある時には
控えるようにして下さい。

・一気に摂取量を増やさない

仮に500mgでも全然イケる!
となって朝と夜に500mgずつ飲んだとします。

これで合計1000mgになりますね。

この状態になりまでには
一年近く時間をかけた方が良いです。

ナイアシンは副作用が出やすいサプリメントで、
急に摂取量を上げるのは危険です。

胃痛や下痢、体のだるさ等、
色々な問題が起こりやすくなります。

ですので、フラッシュが出なくなったから
といってフラッシュを求めて、
どんどん摂取量を増やすようなことは
絶対にしないようにしましょう。

簡単な目安としては
一ヶ月ごとに100mgずつ増やしていく、
という方法は良いと思います。

これなら1000mgまで上げるのに
10ヶ月はかかりますから、
ちょうど良いくらいのペースになります。

・体に問題が出たら服用を中止する

体調が悪くなったとしても
色々なサプリメントやプロテイン等を摂取していると、
どれが原因がわからなくない、
ということがあると思います。

大抵はナイアシンが本命ですので、
まずはナイアシンの服用をやめて様子をみて下さい。

胃痛、下痢、体のだるさ等、
多くの症状がナイアシンによって
引き起こされる可能性があります。

大抵は無茶な増量が原因ですので、
一旦服用を中止して、
また少量から始めるようにしましょう。

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メルマガ 13通目

前回までは水溶性ビタミンのビタミンBコンプレックスと
ビタミンCの摂取、ビタミンDとナイアシンに関してのお話をしました。

今回は食事編についてのお話を致します。
まだ、メルマガ内では一度も触れていなかった食事ですが、
毎日食べるものですから、
とても重要な項目であることは間違いありません。

食べたものが骨となり、血となり肉となります。
つまり体は根本的に何を食べたのかで決まるということです。

そして、それが口臭にも大きく関わってきます。
今回は一番重要であるタンパク質を
どのように摂取するかについてお話します。

■糖質が少なければ何でもOK

タンパク質を食品から摂取する場合、
原則として糖質が少なければ何を食べてもOKです。

グルテンは宜しくないのでお麩とかは駄目ですよ。
(そもそもお麩は糖質も多いのでいずれにしてもNGですが。)

食事は毎日のことですから
安価でかつ調理もしやすい食品が良いでしょう。

マニュアルでも紹介している
安価な高タンパクド定番は、やっぱり鶏むね肉と卵ですね。

・鶏むね肉

安い、うまい、タンパク質も豊富
と文句のつけようがない食品です。

鶏ハム、サラダチキン、照り焼き、グリルチキン等。

シンプルに調理しても非常にうまいです。

もちろん、炒めものに使うも良し、
トマト煮込みに使うも良し。

色々な料理に使うことが出来ます。

鶏もも肉でも良いのですが
価格が約2倍近くになることを考えると
鶏むね肉のコストパフォーマンスにはかなわないです。

ただ、鶏もも肉の方がジューシーで美味しいので、
この辺りは気分によって変えても良いと思います。

・卵

鶏むね肉に勝る
最強のタンパク質源、それが鶏卵です。

卵は非常に安価でありながらも
タンパク質も豊富、ビタミンも豊富で完全栄養食品です。

安売りならば10個で100円、通常でも10個で150円くらいで
入手出来る点も素晴らしいです。

ゆで卵を多めに作っておけば、
小腹が空いた時におやつとして良いでしょう。

卵は1日に何個まで食べて良いのか?
という議論は常にあります。

これは卵の卵黄には多くの
コレステロールが含まれているから、です。

要はこのコレステロールが悪さをするのか
しないのかで議論が分かれる訳です。

制限無しで食べてOKという専門家もいれば、
1日1個までにしたほうが良いという人もいます。

食品のコレステロールが
血中のコレステロール値に与える影響はほとんど無いため、
卵のコレステロールも健康には何の影響もなく
制限の必要は無いという説が優勢であるものの、
まだ確実に結論が出ている訳ではありません。

(人によっては食品のコレステロールが
血中のコレステロールにも反応するので、
控えた方が良い人もいる、という説も。)

当マニュアルではサプリメントや運動、食物繊維の摂取等、
コレステロールを正常に保つ作用が期待出来る要素が
たくさんあります。

そのため、特に食品のコレステロールを
気にする必要は無いと考えています。

ですので、卵も特に制限無しで食べてOKです。
私も場合によっては1日6個、7個くらい卵を食べています。

どうしてもコレステロールが気になるならば、
白身だけ食べるという方法もあります。

コレステロールは黄身にほとんど含まれており、
白身はタンパク質が豊富で低カロリーの健康食品です。

アスリートや筋トレが趣味の人は
卵の白身だけ食べている人も実は多いです。

こっそり黄身を捨てている人もいて、
食べ物を粗末にするなーと批判されるので
ヒッソリやっているようです。

卵のサイズが大きければ大きいほど、
黄身のサイズはそこまで変わらずに白身の量が増えるので、
白身だけ食べるなら
卵は出来るだけサイズの大きいものをお勧めします。

■始めのうちは炭水化物も摂取してOK

タンパク質を主体にして糖質を制限すると、
代謝がうまくいかずに体がだるい、
力が出ない等の状況に陥ります。

これも慣れれば脂質をエネルギーとして使えるようになって
問題なく活動が出来るのですが、
始めはこの切替がうまくいかないです。

特に筋力が無い人はこの切替に苦しみます。

ですので、まずは炭水化物も
適度に摂取することをお勧めします。

炭水化物を摂取する際には
消化酵素を摂取するようにしましょう。

炭水化物とタンパク質は非常に相性が悪いのですが、
消化酵素を摂取することで、
この問題を最小限に抑えることが出来ます。

炭水化物OKとはいっても、小麦粉製品は
グルテンが含まれているので
出来るだけ避けた方がよいです。

ですので、お米がメインになるでしょう。

玄米の方が好ましいですが、白米でもOKです。
量はある程度お好みで良いですが目安として一膳の半分くらいまでが好ましいです。

■野菜はバンバン摂取する

どんな食生活を選択しても、
野菜は積極的に摂取していきましょう。

人参やかぼちゃ等、糖質の多い野菜には注意が必要ですが、
それ以外の野菜ならば積極的に摂取してもらってOKです。

キャベツは安価であり、
食物繊維も豊富です。

口臭にも良い食品なので積極的に摂取していきましょう。

その他、私が良く取り入れる野菜は
アボカド、玉ねぎ、もやし、ブロッコリーやレタス、白菜。

トマトやナス。

にんにくや生姜、ネギ等の薬味。

アレルギーでも無い限り、野菜に関しては
特に制限はありません。

(人参やカボチャ、イモ類は糖質が多いので
食べる量には注意した方が良いです。)

サプリメントやプロテイン等に完全に頼って
栄養を摂取するというのは
不自然なことだと私は考えています。

必ず野菜や肉、魚等、食品で栄養を摂取することが重要です。
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メルマガ 14通目

今回は運動に関してのお話です。

口腔内ケアや食事、
サプリメント等の影に隠れてしまい、
どうしても疎かになりがちなのが、
運動や精神コントロールでしょう。

地味ではありますが、
これらも非常に重要な項目ですので、
少しずつ取り入れていくようにしましょう。

運動で重要になるのは筋力アップ、
身体能力アップの2つになります。

■筋力アップの重要性

タンパク質を多めに摂取する食生活をしている場合には、
筋肉になる栄養を多分に摂取していますので、
筋力アップの土台がすでに整っていることになります。

なぜ、筋力アップが重要になるのかと言うと、
糖質を制限するために不可欠になるからです。

糖質を制限していくには、
脂質をエネルギー源として
効率よく使える様になる必要があります。

人のエネルギー源となるのは、
糖質、タンパク質、脂質の3つだけです。

ビタミンやミネラル等はエネルギー源にはなりません。

マニュアルの食生活をしていると
体重が落ちてしまって、とても続けられません
とご相談を頂く場合があります。

これは糖質だけを制限して、
その他のエネルギー源が足りていない
場合に起こること、です。

糖質を減らした分は
必ずタンパク質、脂質の量を増やして、
総カロリーのバランスを取らなければなりません。

もう一つ多いご相談として、
糖質をへらすと体に力が入りません、
体がダルくて体調が悪いです、というものです。

これは、脂質をエネルギー源として
効率よく使えていない状態です。

この状態に陥りやすいのが、
筋力が不足している場合、なのです。

詳しい説明は省きますが、
体に十分な筋力がついていることで
脂質が効率よくエネルギーとして使われるようになり、
糖質を制限していても体が不調になるようなことが無くなります。

また、基礎代謝も上がり体温も上がります。
これは炎症を抑える一助となり口臭抑制にも繋がります。

つまり、筋肉をしっかりと付けてあげることで、
糖質を無理なく制限することも出来るようになり、
口臭改善へ大きな助けになる、ということです。

筋力アップをさせるのは無酸素運動です。
これはまた別途取り上げます。

■身体能力アップ

こちらは主に有酸素運動による効果になります。
心肺機能やスタミナの向上、
血流の改善、発汗作用、精神の安定等、包括的な効果が見込めます。

口臭の主な要因は炎症によって発生しています。

有酸素運動には抗炎症作用も期待出来ます。

基本的には運動直後では炎症が高まりますが、
運動習慣がついてくることによって活性酸素を除去する物質、
ホルモンが活発になり、
身体内での炎症反応が抑えられるようになると考えられています。

すぐに実感が出来る効果としては、
やはり血流の改善があげられます。

有酸素運動をすると
鼻詰まりが良くなると実感することもあるでしょう。

これは血行が良くなって
鼻の炎症が一時的に改善しているため、です。

慢性副鼻腔炎や慢性鼻炎等、鼻の病気による口臭がある場合には
ランニング等の有酸素運動によって軽減するケースは非常に多いです。

■運動のまとめ
運動には主に筋力アップ目的の無酸素運動と
抗炎症を含めた総合的な効果を見込める
有酸素運動の2つがある。

両方ともバランス良く実践することが最も効果的。
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メルマガ 15通目

前回はさくっとですが
運動に関してのお話を致しました。

今回は今までのメルマガをおさらいしつつ、
血流をいかに良くしていくか
についてお話していきます。

基本的にはマニュアルの体内活性化のノウハウは
全て血流を良くすることが主目的となっています。

ここで分かりやすく、
メルマガで概ね解説してきた
口臭改善のための全体図をおらさいしましょう。

■口臭改善までの全体図

1,口腔内のクリーニング(Bスポット療法等)
⇒口腔内の抗炎症、細菌殺菌

2,糖質やグルテン、添加物等を極力摂取しない
⇒炎症悪化防止

3,よく噛む、消化酵素サプリメントで
消化酵素補給⇒消化のサポート、促進

4,タンパク質、その他ビタミン・ミネラル等の
必要な栄養をしっかりと摂取する⇒体質改善、炎症改善

5,無酸素運動と有酸素運動
⇒筋力アップ、心肺機能アップ
(結果、血流改善、炎症改善)

6,精神面の安定
⇒自律神経の安定化
(結果、内蔵の健康増進、唾液分泌増進、
ホルモンバランスの安定)

以上のような図式になっています。

口臭が発生している要因は様々ですが、
基本的には炎症の元となる食品を食べた際に、
その食品を消化する力が弱いことが
大きな理由になります。

消化が不完全なため、
胃腸(主に腸)にダメージが残り、
これが炎症の元となります。

この炎症が発生する部位は人によってそれぞれですが、
鼻や上咽頭、扁桃、舌等に炎症が出るタイプだと
口臭に結びつくということです。

ここで、鼻炎があろうが扁桃炎だろうが
口臭が無い人もいますが、
これは口腔内の細菌バランスが良いからと考えられます。

この細菌バランスに関しては
遺伝的な要素も強いため
後から変えることは出来ません。

炎症体質にプラスして
口腔内細菌のバランスも悪い場合には、
強い口臭が発生します。

すでに定着している
口腔内の細菌バランスを変えることは非常に困難です。

オーラルバイオティクスを使っても
大抵は細菌バランスは変わりません。

ですので、何よりも口腔内の炎症自体を
止めることが重要になるのです。

マニュアル、会員サイト、メルマガの内容の多くは
炎症をいかに改善させるか、ということに焦点をあてています。

それだけ口臭と炎症は密接な関係にあると
当方では考えています。

根本から口臭を改善させるには
炎症体質自体を変えていかなければいけません。

時間はかかりますが、
少しずつで良いので体の炎症を無くしていきましょう。

■ブレイクスルーの重要性

自分の口臭の原因が分からない、
なかなか口臭が良くならないと
当方に相談される方は多いです。

口に何か違和感がある、
唾液が粘ついていて食べ物の臭いが移る、
舌苔が酷い、
唾液が臭う、
唾液は臭わないけど上咽頭や扁桃、舌等のチェックポイントを拭うと臭う。

このようなタイプは全て、
炎症体質が根本原因であることがほとんどです。

ですので、上記のような口腔内に問題を抱えているタイプは、
効率の良い消化、吸収、循環
(血流促進にて吸収した栄養を効率よく体に回す)
の3つを徹底することが重要になります。

基本的には炎症というものは
オン、オフがハッキリしています。

この炎症をオンの状態からオフへと
ブレイクスルーさせることが何よりも重要です。

この境目となるのは唾液の循環です。

唾液は1日で1.5リットルくらい
口腔内で分泌されています。

この唾液の分泌によって
絶えず口腔内はクリーニングされていて、
口臭を抑えている、ということです。

この唾液の分泌自体が足りないケースもあるのですが、
唾液は分泌されているけど、
膿汁によって口臭が発生しているというケースの方が多いです。

炎症体質の場合、炎症によって
細菌と白血球が戦って膿汁を発生させます。

炎症度が高ければ膿汁も非常に粘土が高くなり
濃度が大きく上がると全く排出されなくなります。
(こうなると膿は出てこないので自覚症状も無くなります。)

これが臭いの元となります。

唾液によって膿は洗い流されないため、
どんどん臭いは強くなっていきます。

扁桃の奥や鼻の奥等に
この粘土の高い膿が潜んでいると
口腔内クリーニングでは取れないため、
ずっと口腔内に残ることになるのです。

炎症体質が改善してくれば、
この膿の粘土が下がっていって、
サラサラになっていきます。

サラサラになれば口腔内クリーニング出来ない場所の膿汁も
どんどん唾液と一緒に出ていきますので、
口臭をかなり軽減出来ます。

この状態がブレイクスルーした状態になります。
まずは一度でもブレイクスルーすることが重要です。

■ブレイクスルーの要因を考える

一度ブレイクスルーしたとしても、
また暫くすると元に戻ってしまうことがほとんどです。

炎症は時期によって
良くなったり悪くなったりを繰り返すので、
ブレイクスルーしたと思ったら
また元に戻ってということを繰り返します。

また、体質自体が変わっていなければ、
体は元に戻ろうとします。

この基本の体が現在は炎症体質なのですから、
戻ろうとする作用も強いです。

ですので、口臭がよくなったり悪くなったりを
繰り返していたら、
炎症がよくなったり悪くなったりを
繰り返しているということです。

この時に何をして良くなったのか、
悪くなったのかを考えることが重要です。

一番関係があるのは食事なので、
何を食べたか、飲んだか等を
メモする等しておくと後で役に立ちます。

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メルマガ 16通目

今回はお酒、アルコールの口臭対策について取り上げます。

まず、お酒は口臭を悪化させます。
しかも、かなり口臭を悪化させることが多いです。
これは間違いないです。

ですので、基本的に
お酒は飲まないことが重要です。

お酒は飲まない方が良いのは間違いないのですが、
そうは言っても忘年会や納会、同僚との付き合い、
友人との付き合い等、
お酒を飲まなければいけない機会があるかもしれません。

そこで、お酒を飲まなければいけない場合に
どのように対策をしていくかを考えてみたいと思います。

■酒が口臭を悪化させる原因

お酒を飲むと当然、アルコールの臭い、
お酒の臭いが残りますので、単純に酒臭くなります。
これは誰でも起こることなので普通のことです。

上咽頭炎等の炎症がある場合には
濃い膿汁にアルコールの臭いが移り、
普通の人よりもお酒臭さがかなり強く残ります。

Bスポット療法をする等で上咽頭や扁桃の膿汁を
出来るだけ排出させることで
ある程度、軽減させることは出来ます。

お酒が問題なのはこの直接的な口臭よりも、
後に体に起こる反応にこそあります。

お酒を飲むと肝臓は酷使されて、
ビタミンも消費し、また口腔内、食道、胃腸が荒れます。

この中でも胃腸の荒れが最もやっかいです。

胃腸がかなり強化されていれば
そこまで大きな影響は無いのですが、
口臭がある人は大抵胃腸も弱いです。

胃腸が荒れると炎症が酷くなりますので、
上咽頭炎や鼻炎等、口臭と関係のある炎症全般が酷くなります。

胃、食道との接続部である噴門が緩まり、 胃の働きが弱くなるので
逆流性食道炎も悪化します。

このような爆発的な炎症により、非常に濃い膿汁が発生するようになります。

特に鼻はアルコールによって血流が悪くなり鼻詰まりを起こし、慢性副鼻腔炎等も悪化しますので口臭に大きく結びつきますj。

このアルコールの影響を
出来るだけ少なくする方法をここでは紹介していきます。

 

■飲む量を減らす

最も基本的な対策です。(笑)
アルコールが胃腸にダメージを与えるのですから
飲む量を減らせばそれだけダメージも減ります。

また、濃いお酒程、ダメージを受けやすくなるので、
ウィスキーよりもハイボール、
焼酎ではなく酎ハイ等、
お酒を割って薄くすることも考慮しましょう。

 

■小まめに水を飲む

こまめにチェイサー(水)を飲みましょう。
チェイサーとは和らぎ水とも呼ばれ、
お酒の席での箸休め的な存在です。

通常は水になります。

俺にとってのチェイサーはビールだ!みたいな
酒豪発言は完全NGです。

必ず水を飲むようにしましょう。
水で薄めればそれだけアルコールの濃度が下がります。

濃度が下がればそれだけダメージが減る訳ですから、
こまめに水を飲むことは重要です。

酒の席が終わってから
水をがぶ飲みしても効果は薄いです。

必ずお酒を飲んでいる時に
水も一緒に飲むようにしましょう。
可能ならばお酒の量と同じくらいは
水を飲むことをお勧めします。

これはビールやハイボール等の薄いお酒の場合です。
アルコール濃度が高いお酒なら
それだけより多くの水を摂取するべきです。

■ウルソ錠やシリマリンを摂取する

肝臓保護のためにサプリや薬を摂取する、
という方法もあります。

ウルソは第一医薬品なので
なかなか手に入れるのは難しいです。
(個人輸入での入手は可能です。)

レバウルソ等のウルソデオキシコール酸(ウルソのこと)が配合されている
第三医薬品もあります。

手軽に摂取したいなら、そういうものを薬局やドラッグストアで購入するのも良いです。

私はお酒を飲むときはウルソを必ず1錠飲むようにしています。
(一錠300mgのもの。)

肝炎等にも処方される薬ですが、副作用は少なくアルコール対策として常備薬にしている人は多いようです。

調子にのって飲みすぎてしまった場合には飲み終わった後にもう一錠飲みます。(合計2錠)

これで、かなりアルコールによるダメージを減らせています。悪酔いや二日酔いもしなくなります。
(基本的に二日酔いになるほど飲むのは絶対NGですが。)

シリマリンはサプリメントなので毎日1錠飲んでいます。

アルギニンとシリマリンで日常の肝臓を保護、アルコールを飲んだら医薬品であるウルソ錠でさらに肝臓をサポート、という感じです。

どれだけ万全を期してもアルコールを飲めば当然胃腸へのダメージはありますので量を調節することが一番重要です。

■消化酵素を摂取する

これは直接、アルコールとは関係ありません。
アルコールを分解する消化酵素はありませんので。

しかし、アルコールを飲んでいる時は
肝臓はアルコールの処理に追われるので、
その他の食事の消化吸収がより困難になっています。

消化酵素を十分にサプリメントで補ってやることで
食事の消化をサポートして、
余計な炎症を起こるのを可能な限り防ぐことが出来ます。

お酒の席となると通常の食事よりも
長時間になることも多いでしょう。

消化酵素をお酒の席の前、中間、終盤と
3回くらいに分けて飲むのも効果的です。

この場合、1回あたり1錠飲めばOKです。

恐らく色々なものを食べるケースが多いと思うので、
総合消化酵素(糖質、脂質、タンパク質のすべて)を
摂取することをお勧めします。

■サイリウムを多めに摂取しておく
サイリウムを摂取しておくのも効果的です。

サイリウムは水分を含むと体積が膨らみますし、
食物繊維は消化されませんので
胃腸でバリアの役割を果たしてくれます。

消化酵素とサイリウムを同時摂取することになりますが、
ここでは酒の影響を極力へらすための対策なのでガッツリ併用してOKです。

■ビタミンCとビタミンBコンプレックスを多めに摂取

アルコールの分解には様々な栄養が使われますが、
特に消費が激しいのが水溶性ビタミンです。

特にビタミンB群、ビタミンCは大量に消費してしまうので、
炎症悪化の要因になります。

普段摂取する量の倍量くらい摂取してもOKなので、
アルコールを飲む場合にはビタミンBとビタミンCは多めに摂取しておきましょう。

■暴飲暴食はしない
お酒を飲むとどうしても気分が良くなって、
普段食べないものまで食べてしまう可能性があります。

お酒もどんどん進んでしまうでしょう。
食べ物では特に糖質と脂質が欲しくなりやすいです。
ラーメンや丼もの等、お腹にたまるシメも食べたくなります。

これらの暴飲暴食は当然、体に大きな影響を与えますので
出来るだけ節制することが重要です。

■終わりに

以上、お酒を飲む時に出来る
口臭悪化防止のための対策でした。

基本的には全部やっておいた方がいいです。
それくらいアルコールは
口臭悪化と大きな関係にあります。

胃腸が強くなってくれば大した影響は出なくなるのですが、
これは年単位で強化していくものなので、
始めのうちは特にアルコールの対策は万全にして下さい。

もちろん、出来るだけ
飲まないようにすることが一番の対策です。

毎日晩酌してます!となると、
胃腸、肝臓に常にダメージがあるということですので、
口臭改善という観点から考えるとかなり厳しいです。

修復よりもダメージの方が上回ってしまうからです。

多くても週に1回、
出来れば月に1回~2回くらいには
抑えられると良いと思います。

(もちろん飲む量にもよりますし
胃腸の状態にもよります。)
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前回はお酒を飲んだ際の
対策について紹介しました。

お盆、年末年始、新年度等、仕事や付き合いで
お酒を飲まなければいけない機会も
あると思いますので、
前回の対策を講じて
上手くお酒による口臭悪化を最小限に抑えましょう。

今回は風邪の対策です。
新型コロナ等、命の危険がある病気も怖いですが、やはり最も身近な病気といえば風邪です。

冬に多い風邪ですが、
都市部になると人口が密集していますから
季節問わず、患う可能性があるのが風邪です。

風邪を引くと鼻、喉、扁桃等、
口臭と密接に関わっている患部に
炎症が起こりますので
当然口臭も一気に悪化します。

鼻が詰まっている、抗生物質を飲んでいる等で
風邪の際も口臭が気にならないというケースはありますが、
大抵は風邪を引くと口臭を悪化させますので、
今回はこの風邪による口臭対策について紹介します。

 

■原則、避けようがない

本末転倒にはなりますが、
風邪を引いてしまった場合には、
口臭の悪化を避けることは原則出来ないです。

鼻や喉、扁桃等の炎症が
口臭と関係している訳ですが、
口臭が強い人の場合、
通常時でも慢性的に炎症が起きています。

これは炎症かも分からないような小さな炎症です。

風邪をひくとこの炎症が
慢性的なものではなく急性炎症となりますので
より強い炎症反応が出ます。

喉が痛くなったり、
鼻が詰まったり、
大量の鼻水が出たり等。

この急性炎症を抑える=口臭を抑える
ということになるのですが、
それはイコールで風邪が治るということです。

実質、風邪による口臭を防ぐには風邪を治す、
もしくは風邪をひかないように予防する、
しかありません。

風邪をいかにしてひかないように予防するか、
風邪を引いたらいかにしてすぐに治すか、
この2つが口臭を悪化させないポイントになります。

 

■風邪をひかないように予防する
最も重要なことは風邪自体を
ひかないようにすることです。

具体的には、マスクをする、
うがい手洗いをしっかりする。

この辺りは基本中の基本ですね。

また、家の湿度を調整することも重要です。
乾燥しているとウィルスが繁殖しやすくなります。

冬に風邪が流行るのも、寒さよりも湿気による
問題が大きいでしょう。

50%~60%くらいの湿度を保つように
加湿器を導入されることをお勧めします。

また、家族が風邪を引いている場合には、
うつされないように家でも家族にマクスをさせる。

自分もマスクをする。

料理は別で取り分けて、飛沫感染がないように
注意する、等の対策も必要でしょう。

・ビタミンをしっかり摂取する
何と言ってもビタミン類が風邪の予防に役立ちます。

あまり意味がないという話もありますが、
体感的にビタミンCやビタミンB郡が
風邪に効果あると感じている人も多いでしょう。

特にビタミンCは風邪の時には大量に消費されるので、
風邪っぽいなと思ったら普段よりも
多めにビタミンCを摂取することをお勧めします。

・体を冷やさない
体が冷えると免疫力が落ちて
風邪をひく可能性が高くなってしまいます。

汗をかいた場合には小まめにタオルで
汗を拭き取る、
冬はしっかり防寒対策をする等の
対策は重要です。

 

■風邪をひいてしまった場合

風邪をひいてしまった場合には、
いかに風邪を悪化させないか、
早めに治すかがポイントになります。

風邪をひくと喉や鼻が急性炎症を起こし、
痰も出やすくなりますので口臭悪化に繋がります。

・医者にかかる

基本的なことですが、熱が低くても
インフルエンザの場合もありますし
医者に診断してもらうのが一番です。

抗生物質やムコダイン等の去痰剤が
処方されることがほとんどですので、
一時的な口臭抑制にもなります。

・とにかくビタミンC
風邪をひいてしまった場合には、
ビタミンCをとにかく取ります。

予防の時よりもかなり多めに摂取してOKです。
下痢する手前まで飲んだ方が良いです。

風邪の時は普段よりも多めにビタミンCを摂取しても
なかなか下痢する腸耐性の限界までいきません。

これは風邪の時はビタミンCが多く必要なために
一時的に摂取量の限界値が上がっているためと思います。

ビタミンCを普段5グラム程度摂取している場合には
倍の10グラム摂取してみる等、
積極的なビタミン摂取をお勧めします。

ただし、たくさん取りすぎて下痢になってはいけないので
そのあたりは上手く調整してください。

そもそも風邪を引くと下痢になることも多いので、
風邪の下痢かビタミンCの下痢かは判断出来るようにしましょう。

ビタミンCの下痢の場合、腸の膨満感もあるのが特徴です。
お腹がポコポコなって痛みが全く無い下痢が出る場合には
ビタミンCによる下痢と判断出来ます。

 

■風邪による口臭のまとめ

基本的には風邪の時の口臭は
防ぎようがありません。

風邪はできるだけひかないように日々気をつける、
風邪をひいたら可能な限り早いうちに治す

当たり前のことですが、この2点が重要になります。

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今回は腸内環境改善について取り上げます。
腸内環境を良くすることによって炎症自体を和らげることが出来ます。

花粉症のようなアレルギー性の疾患も腸内環境が大きく関わっていると言われています。

肺、つまり体内から発生している口臭、そして炎症による口腔内の口臭、いずれも腸内環境が大きく関係しているので、口臭と腸内環境も非常に密接な関係にあります。
ここでは、いかにして腸内環境を良くしていくか、その方法を紹介していきます。

■腸内環境を良くする基本は胃腸の強化
何を食べるか、も腸内環境に関係してきますが、根本としては胃腸の状態が関係します。

何を食べてもしっかりと消化吸収出来る丈夫な胃腸があれば、必然的に腸内環境は良くなる訳です。
しかし、現実には動物性のタンパク質がうまく消化出来ない、糖質やグルテン等がうまく消化出来ない等の何かしらの問題をかかえていることが多いのです。

不完全に消化された食品は腸にダメージを与えます。
これが炎症や臭いの原因になる可能性があります。

胃腸を強くすることで、消化吸収をスムーズにして結果的に腸内環境を改善する手助けとすることが出来ます。

■胃腸を強くするには?

胃腸を強化するには総合的なアプローチが重要です。
やはり、まずはタンパク質の摂取が必要です。

体を作っているのはタンパク質です。
胃、腸、に限らず、あらゆる臓器、血と肉となるのがタンパク質です。

タンパク質をしっかりと摂取するようにしましょう。

基本は卵や肉を中心に、魚や豆類を適度に摂取するようにすると良いと思います。
後はグルタミン酸を摂取しましょう。

グルタミン酸は腸の強化に良いと言われており、リーキーガット治療の定番アイテムです。

グルタミン酸はアミノ酸の一種ですので副作用等もありません。
1日5グラム~10グラムくらいを目安に摂取すると良いと思います。

タンパク質自体が足りない分に関しては、プロテインやアミノ酸であるEAA、BCAAを摂取して補うようにしましょう。

それから、呼吸法や運動も効果的です。
呼吸法には色々ありますが基本的にマニュアルで紹介している呼吸法は腹式呼吸です。
腹式呼吸の場合、横隔膜を使いますから胃と腸を始めとする内蔵に適度に刺激を与える事ができます。

精神面のリラックス効果も期待出来るので、これも胃腸の強化に繋がります。
胃腸はストレスに非常に弱い臓器ですので、精神面をリラックスさせる、安定させることによって胃腸の強化につながるということです。

最も手軽に胃腸の強化になるのはパージ呼吸法でしょう。
パージはマニュアルにもありますが、息を吐く、吸うを短い間隔で繰り返す呼吸です。

しっかりと横隔膜を動かして、呼吸することを意識しましょう。
運動は無酸素運動と有酸素運動の両方をしっかり実践した方が良いです。

代謝の問題なのか運動をすると胃腸を始めとする内蔵の働きが良くなるからです。

■消化の負担を減らす

消化自体の負担を減らすことも重要です。
最も手軽な方法は食事をよく噛むことです。

これはずーっと言っていますが早食いはよろしくありません。
しっかりと食事を噛むことによって唾液が分泌するようになり、食べ物も口の中ですり潰され消化の負担を減らすことが出来るようになります。

唾液自体に口腔内を洗浄する力があります。
本来ならば何もしていない通常時も舌を回す等して唾液を出した方が良いのですが、これは現実的にはなかなか習慣化はしないと思います。

ですので、食事の時くらいはしっかりと噛むことによって唾液をたくさん分泌させてあげるようにしましょう。

一口あたり最低でも30回~50回くらいは噛むようにしてみて下さい。
噛む回数は目安であり基本的には食べたものをしっかりとドロドロになるまで噛むことを意識するようにしましょう。

これによって唾液の分泌も促されて口腔内のクリーニング効果もありますし、消化の負担も減らすことができるので一石二鳥です。

消化酵素サプリメントを使うのも良いです。
消化酵素を体に補ってあげることで消化を手助けすることができます。

次回も腸内環境を改善する方法をお伝え致します。
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今回は腸内環境改善の続きです。

プロバイオティクスとプレバイオティクスについて解説しようと思います。
このプロバイオティクスとプレバイオティクス、違いは分かりますか?

この2つには大きな違いがありますので、その違いを理解しておくとサプリメントを摂取する際にも有益です。

 

■プロバイオティクスとプレバイオティクスの違い
非常に簡単に説明するとプロバイオティクスは細菌(主に善玉菌)を物理的に増やす方法です。

つまり、乳酸菌やその他善玉菌を直接錠剤やサプリメントとして摂取して腸内環境を改善する方法です。

反対にプレバイオティクスは元々体にある常在する有用菌を増殖させる、あるいは有害な細菌の増殖を抑制することで宿主に有益な効果をもたらすもの、です。
主に難消化性食品がプレバイオティクスとして定義されていて、オリゴ糖やデキストリン、サイリウム等がこれにあたります。

 

■基本はプレバイオティクスから
どちらが重要なのか?という質問をよく頂きますが、基本はプレバイオティクスだと私は考えています。

プレバイオティクスという土台を無視して、たくさんの善玉菌を摂取したところで、腸内に定着しません。
始めの内は外から来た善玉菌(プロバイオティクス)によって腸内環境が良くなるのですが、数ヶ月くらい経過するとだんだんとプロバイオティクスが効きにくくなります。

これは腸内に棲んでいた細菌達が元の環境に戻そうと働きかけるからで、時間が経過すればするほど、腸内環境が元に戻ってしまうという悪循環になってしまいます。

ですので、基本はまずプレバイオティクスで元々ある腸内環境を良くしてやることが重要です。
元ある腸内環境を良くしてやって、仕上げとしてプロバイオティクスで善玉菌をさらに送り込んでやるわけです。

これによって良い腸内環境を維持しやすくなります。

・プレバイオティクスの基本はサイリウム
プレバイオティクスで私がおすすめしているのはマニュアルにある通り、サイリウムです。

デキストリンでもイヌリンでもOKなのですが、サイリウムは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが非常に良いのです。最もおすすめです。

ちなみに不溶性食物繊維は便のカサを増やして腸内をキレイにする役割、水溶性食物繊維は善玉気の餌の役割と分かれています。

・サイリウムの摂取方法
サイリウムは食品なのでいつ摂取しても良いのですが、お勧めは食前です。

サイリウムによって血糖値の上昇を緩やかにすることが出来るためです。
もしも糖質制限をしていて血糖値の上昇をあまり気にする必要が無い場合には空腹時に摂取すると良いでしょう。

空腹時に摂取すれば消化酵素サプリメントとバッティングすることも無くなるので最も理想的な摂取方法です。

1回あたり5グラムくらいを目安に摂取すると良いと思います。
食前の場合、2回としたら1日10グラム、3回としたら1日に15グラム摂取となります。

・サイリウムを摂取する場合の注意点
サイリウムは食物繊維なので、便のカサが増えます。摂取する量にもよりますが、かなり増えます。

ですので、便秘の方は注意して下さい。
食物繊維によって腸が刺激されて、今までの硬い便が排出されれば問題ないのですが、硬い便が腸の中で栓になってそのまま便が溜まってしまう可能性があります。

この場合、食物繊維でカサが増しているのでかなり苦しくなる可能性があるのです。

この懸念を避けるためにも、まず始めにマグネシウムを摂取する等して便を排出しておきましょう。

マグネシウムは便を柔らかくする作用があります。

 

■後からプロバイオティクスも足す
ある程度(数ヶ月が目安)してからプロバイオティクスも足していきます。

始めからサイリウムとプロバイオティクスを摂取しても良いですが後から足した方が効率的ではあります。
ちなみにサイリウムはこのプロバイオティクスを摂取出来る段階になっても一緒に摂取し続けます。

食物繊維は善玉菌の餌になるから、です。
量は適時減らしていっても構いません。例えば1日5グラム3回合計で15グラム摂取していたのを1日5グラム2回合計で10グラムにする等です。

またキャベツをたくさん食べる等で食物繊維を食事からたくさん摂取している場合にも適時、サイリウムの摂取は減らしてOKです。
(キャベツには100グラムあたり約1.8グラムの食物繊維が含まれています。)

次回はどのようにして腸内環境が良いか悪いかを判断するのかのチェック方法について解説します。
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前回の2回で腸内環境の改善について説明しました。
よくある質問として、どのようにして腸内環境が改善したと判断するの?というものがあります。

今回は腸内環境の改善をチェックする方法をお伝えします。

 

■腸内環境は便でチェック
腸内環境のチェックに最も有益なのは便のチェックです。

特に色をチェックしましょう。

うんちの理想の色は黄色っぽい黄褐色です。
黄褐色という色は黄色という字が入っていますが、実際には明るい茶色くらいの色です。

この黄褐色よりもやや黄色に近い方が状態が良いと私は考えます。
というのも、便は酸性なら黄色、アルカリ性なら茶褐色になります。

茶褐色というのは濃い目の茶色ですね。意外とこの色の便がよく出るという方も多いのではないでしょうか?

腸内にビフィズス菌や乳酸菌など有用菌が多い場合は、腸内の環境が弱酸性に保たれていて、便も弱酸性になります。
つまり、有用菌が多い=便は黄色に近くなるということです。

よくバナナのようなウンチが理想といいますが、色も形もまさにバナナは理想の便ということですね。
(実際にはバナナは黄色過ぎますけどね。バナナくらい真っ黄色のウンチが出たら、それは黄色い塗料か何か飲んでるかもしれないので病院行きましょう。)

硬さはスルッと出るくらいの便が理想です。
元々、便は7割~8割くらいは水分で出来ています。これが9割を超えると所謂水下痢のような固形を保てない便になります。

ビタミンCやナイアシン、マグネシウム、プロテインやEAA等のアミノ酸等を摂取すると便がゆるくなる可能性があります。

ですので、下痢にならないようにサプリメントやアミノ酸等はうまく量を調節することが重要です。

下痢になっているということは基本的に体に問題が起こっている状態ですので宜しくないです。
体が出来てくれば下痢になる頻度もだんだんと減ってきます。

臭いは強烈な刺激臭がしなければOKですが、よく漬物のような臭いが良いと言われており、それを目安にすると良いでしょう。

 

■状態がなかなか安定しない場合
うんちを常にチェックするようにすると、毎回状態の良い便が出るとは限らないことが分かります。

ある時は黄色っぽい黄褐色の理想のウンチが出ても、ある時は茶褐色であったり黒っぽかったり。

・食事の影響
まず、食事の影響を受けるため、摂取した食品によって色が変化している可能性はあります。

例えば、赤ワインを摂取すると便は黒っぽくなりますし、クロロフィルを摂取すると緑っぽくなります。

・腸内フローラの影響
より大きな影響を受けるのは腸内フローラによる問題です。
サイリウムを摂取したり、プロバイオティクスを摂取したり、善玉菌を増やそうと色々実践してもそれが定着するまでには長い年月がかかります。

その理由は今までの常在菌の存在、腸内フローラです。

“腸内フローラ”とは、腸の中に住む細菌たちの生態系のことを言います。
フローラはお花畑という意味です。

人間の腸の中には2000種類、100兆個を越える細菌が住み着いていると言われています。
悪玉菌が優勢になっている腸内環境だった場合、悪玉菌達は善玉菌に負けないように抵抗して元の腸内環境に戻ろうとします。

食生活や生活習慣が変わらなければ、サイリウムやプロバイオティクスを摂取しても善玉菌が優勢になったり悪玉菌が優勢になったりと一進一退を繰り返すことになります。

そもそも、元々の常在菌が100兆超えと言われているのです。

300億程度のプロバイオティクスを摂取したところで、元々の細菌の方が数を圧倒的に多いのですから元に戻ってしまうのも当たり前と言えます。

ですので、根気強く長期スパンで腸内環境を改善させていく必要があります。

また、悪玉菌の餌になる糖質を制限する、消化酵素で消化を補助してやる、運動をして全身の代謝をアップさせる等の総合的なアプローチをしつつ、少しずつ腸内環境を変えていくことが重要になります。