タンパク質の適切な摂取量と消化酵素

人間は食べるもので体が作られていきますので、食べ物と口臭の因果関係はかなり深いものがあります。
このあたりはマニュアル本編でも詳しく解説しておりますが、ここではタンパク質と消化酵素について解説致します。

まず、大まかに分けると炭水化物や糖質によって口臭が悪化するタイプとタンパク質によって口臭が悪化するタイプに分けることが出来ます。
(アルコールはより影響が出やすく口臭に影響しますが嗜好品のため割愛します。)

炭水化物や糖質によって口臭が悪化するタイプではタンパク質や脂質を中心の食事にして糖質を制限することによって口臭の悪化を抑えることが出来ます。

問題はタンパク質によって口臭が悪化している場合です。
タンパク質は体を作っていく上で非常に重要な要素であり糖質、脂質、タンパク質の3大要素の中でも最も重要と言って良いです。

そのため、まず原則としてタンパク質によって口臭が悪化しているタイプだと判断した場合でもタンパク質を極端に制限するようなことをしてはいけない、ということです。

タンパク質の適切な摂取量

タンパク質をどれくらい摂取すれば良いのかの目安は

自分の体重×0.8~1.0(グラム)

と言われています。

つまり、自分の体重が60キログラムだとしたらタンパク質の適切な摂取量は48グラム~60グラム程度ということになります。

食品に含まれているタンパク質の量

ご飯200グラム(茶碗1杯) 5グラム
牛乳200ml 7.6グラム
卵1個50グラム 6.2グラム
納豆1パック45グラム 7.4グラム
豆腐半丁200グラム 9.8グラム
和牛もも肉100グラム 18.9グラム
豚モモ肉100グラム 20.5グラム
鶏肉もも100グラム 16.2グラム
マアジ100グラム 20.7グラム
カツオ100グラム 25.8グラム
紅鮭100グラム 22.5グラム

タンパク質が多い食品と主食であるご飯をピックアップ致しました。
大雑把に見て、魚や肉は100グラムあたり20グラム前後のタンパク質があると覚えておけば良いです。

それぞれ魚や肉の種類や部位によってタンパク質の量は変わってきますがそれらをいちいち覚える必要はありません。
だいたい20グラムと覚えておけばOKです。(豆腐一丁もおおよそ20グラムのタンパク質です。)

ご飯等の主食にもタンパク質は含まれていますので、仮に1日2食食べるとした場合にはメインに魚or肉、卵料理、もしくは豆腐や納豆を食べておけばタンパク質は十分に足りるということです。

タンパク質摂取量の上限

タンパク質の適切な摂取量は体重×1.0(グラム)くらいなのですが、それでは摂取上限はどの程度なのでしょうか。
これには取り過ぎは良くないorいくら摂取しても問題ない等、諸説ありますが基本的にはアスリートでも体重×2倍以上のタンパク質は基本的には摂取しません。

つまり体重が60キログラムならタンパク質の量は1日あたり120グラムを越えるようなことは無いということです。
当方の感覚としては体重×1.5(グラム)くらいを上限の目安としながらもあまり気にせず食べれば良いと思います。

別途、プロテインを摂取でもしない限りはタンパク質を極端に摂取しすぎるということはありません。
それくらいタンパク質を食品だけで大量に摂取することは難しいのであまり気にしすぎることは無いでしょう。

ただし、これは普通の食生活を想定した場合のタンパク質の上限になります。
胃腸を始めとする内蔵が弱って口臭が出ている状態ならば、内蔵を強くしなければいけません。

そのためには、タンパク質は普段よりも多めに摂取したいところです。
なので、口臭改善に取り組んでいる間は、より多くのタンパク質を摂取するよう心がけるべきです。

この場合、体重×2倍(グラム)、場合によってはそれ以上摂取した方が良いでしょう。
タンパク質だけでなくアミノ酸を直接、摂取すればより効率よく胃腸が修復されますので、EAA等のアミノ酸を摂取するのも有益です。

動物性タンパク質と植物性タンパク質の違い

タンパク質には動物性と植物性の2つのタンパク質があります。
動物性タンパク質とは豚や牛、鶏、卵や牛乳、チーズ等です。
動物やその動物の乳や卵が全て動物性タンパク質ということになります。

反対に植物性タンパク質とは主に大豆(きな粉、納豆や豆腐等)に含まれています。
大豆は畑の肉と言われていますが、それはタンパク質が豊富に含まれているからなのです。

大豆以外で日本人に馴染みがあってタンパク質が多い食品に蕎麦があります。十割り蕎麦でないと小麦粉(グルテン)が含まれているため注意です。
(蕎麦は100グラムあたり12グラム程度のタンパク質を含んでいます。)
後はアーモンドやくるみ等のナッツ類、ゴマ、キヌア等もタンパク質が豊富です。

口臭に関して動物性タンパク質と植物性タンパク質の大きな違いは腸内環境に与える影響です。
動物性タンパク質の方が腸内環境に悪い影響を与えて口臭に与える影響も大きいケースが多いです。

ですので、基本的には植物性タンパク質を中心に摂取する方が良いと言えます。

動物性タンパク質を摂取する際の注意点

先程、動物性タンパク質は腸内環境を悪くして口臭を悪化させる可能性があることをお伝え致しました。

これはマニュアルにも書いていることですが、動物性タンパク質の影響を少なくするためには出来るだけ糖質と一緒に摂取しないようにすることです。
主食であるご飯と一緒に動物性タンパク質を摂取するだけで消化がより複雑化してしまい、消化吸収が困難になってしまいます。

このような自体を避けるためにも動物性タンパク質を摂取する場合には出来るだけご飯を食べない、もしくはご飯を少なくする等の配慮をするようにして下さい。
また、タンパク質や糖質の消化を助けるために消化酵素を摂取することも良いです。

お勧めの消化酵素

本来は私達の体の中にも消化酵素は備わっています。
それが体の中に無かったら消化が促されませんので当然の話なのですが、体質によるのか消化酵素が少なくて消化がうまく出来ない人もいるようです。

消化がうまくいかないと言ってもそれで病気になるとかそういう話ではなくて、お腹を下しやすいとか腸内環境が悪くなりがちとかその程度の話ではあるのですが、それが口臭の要因となっている可能性は大いにあります。
そこで内蔵を鍛えて消化の力をアップさせる必要があります。体内活性化や精神面の活性化等によって消化力というものはだんだんと上がっていくのですがこれには長い年月が必要になります。

自分の消化力がアップするまでの繋ぎとして重要になってくるのが消化酵素サプリメントです。
これは文字通り消化酵素を外部から補助的に摂取して消化を促そうというものです。

色々な消化酵素を試しましたが最も優れているのはrainbow lightの消化酵素です。

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消化酵素を摂取する場合の注意点ですが、必ず食べる前に摂取するようにして下さい。
食べた後ではすでに食べ物の消化が始まってしまっていますので効果が半減してしまいます。

食べる1時間前とかでは早すぎるので基本的には食べる直前に飲むようにすればOKです。