オメガ3の中でも特に重要なDHAとEPAですが、
出来るだけ魚から摂取することをマニュアルではお勧めしております。
青魚がお勧めとは言いましたが、どの魚にどの程度入っているのかは
言及しませんでしたので、ここである程度の目安を上げておきたいと思います。
DHAとEPAの含有量
可食部100gに含まれるEPAの含有量比較(mg)
まいわし 1,381mg
本まぐろ(トロ) 1,288mg
さば 1,214mg
まだい(養殖) 1,085mg
ぶり(天然) 899mg
さんま 844mg
さけ 492mg
あじ 408mg
かれい 210mg
ひらめ 108mg
かつお 78mg
本まぐろ(赤身) 27mg
ふぐ 4mg
可食部100gに含まれるDHAの含有量比較(mg)
本まぐろ(トロ) 2,877mg
まだい(養殖) 1,830mg
ぶり(天然) 1,785mg
さば 1,781mg
さんま 1,398mg
まいわし 1,136mg
さけ 820mg
あじ 748mg
かつお 310mg
かれい 202mg
ひらめ 176mg
本まぐろ(赤身) 115mg
ふぐ 10mg
DHAとEPAは油の多い魚、部位に多く含まれる
DHAとEPAは脂肪酸の1種ですので当然ですが、油です。
つまり、油のノッている魚に多く含まれている、ということです。
ふぐなんてタンパクな魚の代表ですので、ほとんど脂を摂取出来ません。
逆にマグロのトロはたくさんのDHAとEPAが含まれています。(特にDHA)
当然、上記の表は一つの目安であり、特別に脂のノッているアジならば
より多くのDHAとEPAが含まれているでしょうし、
逆に脂の少ないトロならDHAとEPAも少ないということになります。
サバは安定して脂のノッている魚であり、比較的安価なので
煮て良し、焼いて良しで特に積極的に摂取したい魚です。
(悪くなりやすいので刺身で食べることはほとんど無いと思います。)
調理して多少DHAとEPAが流れてしまうことを考慮しても、
70グラム~80グラム程度食べれば十分なEPAとDHAを摂取出来ます。
アジはサバに比べるとDHAとEPAが少ないですが、
生でも食べられますし(もちろん鮮度によりますが)、積極的に摂取したい魚です。
基本的には魚からDHAとEPAを摂取して、魚を食べなかった日に
サプリメントでDHAとEPAを補うようにしましょう。1000mgで十分です。
DHAとEPAはまとめて摂取可能?
上記の表を見れば分かりますが、脂の多い魚にはDHAとEPAがかなり含まれていることが分かります。
仮にお寿司屋さんに行って、脂の多い生魚を食べまくればその日のDHAとEPA摂取量はかなり多いでしょう。
このような場合、たくさん摂取したから3日間はDHAとEPAを摂取しない等の
考慮をした方が良いのか、それとも毎日摂取した方が良いのかどうか?
これに関しては、現状では明確な答えはありません。
ただ、魚を大量に食べた次の日は特に魚も食べない、サプリメントも服用しない、
というのは問題ないと思います。
どの程度、魚を食べてDHAとEPAを摂取したのかにもよりますが、
仮に両方合わせて5000mg程度摂取したとしたら1日~2日程度は休んでも良いと思います。
DHAとEPAの適正量は色々言われていますが、
1日で概ね500mg~1000mg程度推奨で、2000mgが上限とされていますので、
大量摂取の後は少し休ませても良いのかなと感覚的に思います。
(明確な答えは現時点では無いため、感覚的なもので申し訳ありませんがご参考までに。)