Bスポット療法を実施している病院にかかる際の注意点

2020年1月現在では塩化亜鉛の個人輸入が難しくなってきています。
そのため、自己Bスポット療法をしつつも病院での治療にかかりたい、かかっているという人も多いようです。

ここでは、Bスポット療法を実施している病院の選定ポイントを紹介します。

Bスポット療法(EAT)は医師の腕で効果が段違い

Bスポット療法の真髄は擦過療法、つまり擦ることにあります。
いかに炎症している患部をしっかりと擦ることが出来るか、これが最も重要になります。

上咽頭炎と診断されたけど、Bスポット療法で全然痛くもないし血も出ないという場合には医者の擦り方が足りないか、患部をしっかりと捉えられていない可能性があります。

患部をしっかりと捉えられているかを判断する大きなポイントは内視鏡です。

患部を内視鏡を見ながら治療するか?

耳鼻科でのBスポット療法において最も大きなポイントとなるのが内視鏡です。

鼻咽喉における内視鏡というのは鼻咽喉用のスコープを鼻から入れることによって、鼻や上咽頭の状態をモニターで確認するもの、です。

もちろんモニターの画像を録画することも出来るので後で自分でも確認することが出来ます。

上咽頭炎のBスポット療法をする上でこのモニターで確認しながらの治療というものは何よりも重要です。

自己Bスポット療法ならば、自分の感覚、痛み等を頼りに治療することが出来ます。
時間をかけることも出来ますし、「あ。このあたりをこのくらいの強さで擦ると血が出るのだな。」等と分かるようになってきます。

しかし、医者は時間がありません。
1人あたりの患者の治療にかける時間は長くても3分~5分程度でしょう。

Bスポット療法で患部を擦られる時間はそれこそ10秒も無いと思います。
そして、医者は患者自身ではありませんから、痛みや感覚を頼りにも出来ません。

ですので、モニターで上咽頭の状態を確認しながらの治療が必要不可欠なのです。

毎回の治療で内視鏡を使うか?

一度目の診断では内視鏡を使って検査をするケースは多いと思います。

しかし、2回目以降は1回目の内視鏡のデータを参考に、モニターせずに治療する病院もあるようです。

上咽頭の状態は頻繁に変わるので、毎回内視鏡を使ってBスポット療法をする方が良いです。
ですので、2回目以降の治療でも内視鏡を使って診察をする病院が望ましいです。

※下記で紹介している名医と言われている耳鼻咽喉科でも2回目以降は内視鏡を使わないケースがあるようです。
内視鏡を使うだけで医療点数が高くなり治療費も高額になることによる配慮と思われます。

しっかりと患部を擦ってくれるか

毎回、内視鏡を使って治療したとしても上咽頭をしっかりと擦ってくれなければ全く意味がありません。
どれだけ上手く擦れるかは医者の腕によります。

今、Bスポット療法で日本一の名医と掲示板や口コミで話題になっているのは大阪市の田中耳鼻咽喉科です。
ここは耳鼻科ですが、Bスポット療法(EAT)を受けるために全国から患者が集まってきています。

患者数が非常に多く、待ち人数は常に30人超えで待ち時間も60分~120分くらいで大人気の耳鼻科のようです。

東京でいくつも耳鼻科を渡り歩いてBスポット療法を受けていたけれども、大阪まで行って田中耳鼻咽喉科でBスポット療法を受けてみたら今までには無いほど大量の出血があった。
今までのBスポット療法とは全然違った!という意見もありました。

自己Bスポット療法でイマイチ効果がない、やり方が分からないという場合には、しっかり擦ってくれる病院に一度行って治療を受けるのは有益だと思います。

東京ならば文京区湯島の渡辺耳鼻咽喉科医院板橋区にある岩渕診療所がしっかり擦る耳鼻科として有名です。
Bスポット療法(EAT)は医療点数が低く利益にならないためか、治療法から外してしまう病院も多いので通う前に確認は必須です。

出来れば自己Bスポット療法も視野に入れる

耳鼻科では推奨されないことが多い自己Bスポット療法ですが、上咽頭炎をしっかり完治させるためには必要不可欠だと私は思っています。

その理由としては、かけられる時間が全く違うというのが大きな理由です。

耳鼻科でBスポット療法を受ける場合には、どんな名医にかかったとしても診察が数分で実際のBスポット療法の時間は10秒程度です。

これが十分な時間なのかと言われると疑問に思います。まず、上咽頭炎にかかっていると、リンパ腺に膿汁が溜まります。

そして、上咽頭と一言で言ってもその範囲は非常に広く、全ての部位をケアしてこの膿汁をしっかり取り切るまで擦るとなると、それなりの時間が必要になるのです。

自分で上手く擦ることが出来るようになるとこの部分に強い炎症が起こっているな、ということが分かるようになってきます。

耳鼻科でのBスポット療法では時間が足りませんので、上咽頭炎に患っているならば自己Bスポット療法もやるべきだと思います。