シルバーソリューションの濃度調整補足

こちらでお勧めしているシルバーソリューションは500ppmのものになります。

本来、シルバーは液体には10ppm以上溶けないため、500ppmのシルバーソリューションは存在しないのですが、特殊な技術によって500ppmを可能としているようです。

これを不自然なものだ!として批判する人もいますが、10ppmが最大濃度ではガーゼ治療の効果が高まらないため、こちらの500ppmのソリューションを使用することは重要です。

シルバーソリューションの濃度をどのように調整すればいいか分からない、というご質問を受けるので、今回は濃度についての補足を致します。

500PPMのソリューションが手元にある前提でのお話ですので10PPMのソリューションを使っている場合にはそのまま原液でお使い下さい。

500PPMのソリューションの濃度調整

500PPMは濃度が濃すぎるのでこのままでは使わず、薄めて使用することが基本になります。

一度にたくさんのソリューションを作ることは望ましくないので50ml~100ml程度を一度に作るようにして冷蔵庫で保存をするようにしましょう。

ソリューションの濃度は以下のようになります。

ソリューション1:精製水1で割った場合250ppm
ソリューション1:精製水2で割った場合166PPM
ソリューション1:精製水3で割った場合125PPM
ソリューション1:精製水4で割った場合100PPM
ソリューション1:精製水7で割った場合71PPM(小数点四捨五入)
ソリューション1:精製水9で割った場合50PPM
ソリューション1:精製水19で割った場合25PPM
ソリューション1:精製水49で割った場合10PPM

例:10PPMのソリューションを100ML作りたい場合

ソリューション1MLに対して精製水49MLになり、
それぞれ倍でシルバーソリューション2MLで精製水98MLです。
これで10PPMのソリューションが100ML作ることが出来ます。

例:50PPMのソリューションを50ML作りたい場合

ソリューション1MLに対して精製水9MLで50MLを作る場合は5倍ですので
ソリューション5MLに対して精製水45MLになります。
これで50PPMのソリューションを50ML作ることが出来ます。

例:約100MLのソリューション作成時のソリューションと精製水の割合一覧

250ppm          ソリューション50ml:精製水50ml
166PPM         ソリューション33ml:精製水66ml
125PPM         ソリューション25ml:精製水75ml
100PPM         ソリューション20ml:精製水80ml
71PPM           ソリューション12.5ml:精製水87.5ml
50PPM           ソリューション10ml:精製水90ml
25PPM   ソリューション5ml:精製水95ml
10PPM   ソリューション1ml:精製水98ml    

シルバーソリューションのお勧め濃度

基本的には低い濃度から試していくことをお勧めします。
シルバーには刺激のようなものはありませんが、低い濃度で効果があれば、それに越したことはありません。

まずは10PPMから始めて段階的に少しずつ濃度をあげていくと効果が持続しやすいです。

ソリューション1に対して精製水49倍で薄めて10PPM、精製水19倍薄めて25PPMですから精製水49倍~精製水19倍の間が10PPM~25PPMになるということです。

つまり、正確なPPMは分からなくても、精製水40倍なら12PPM~13PPMくらい、精製水30倍にしたら16PPM~17PPMくらい等、ある程度の予想を立てることが出来ます。

始めは10PPM(ソリューション1に対して精製水49)で試して、次は精製水47、その次は精製水45、のように少しずつ精製水の倍数を変えていくことで少しずつPPMを変えていくことが出来ます。

シルバーソリューションの原液、薄めた治療用のシルバーソリューション共に冷蔵庫で保存することが理想です。

ただし、薄めたシルバーソリューションは数日~1週間程度で使ってしまうものなので、夏以外なら常温保存でも問題ないと思います。